日本には昔から初宮詣(お宮参り)という風習があります。

初宮詣(お宮参り)とは

初宮詣

生後約1か月ごろ、生まれた子どもを連れて初めて氏神様にお参りにいくことを初宮詣(お宮参り)といいます。
神様に出産の報告と子どもの健やかな成長をお祈りするお参りです。
加賀地方では一般的に男女とも100日前後で良き日を選んでお参りする方が多く、「百日参り」と呼ぶこともあります。
いづれにしても、家族の皆様が心を込めてお祈りお祝いする人生儀礼です。
子どもの体調や家族のご都合を考慮して日を選んでください。

服装・用意するもの

赤ちゃんの服装

一般的に初宮詣(お宮参り)の際、赤ちゃんは白羽二重を着て紋のついた祝い着を羽織らせます。
近年では祝い着のレンタルも多く、写真館などでも借りることが出来るようです。
また白羽二重や祝い着のご用意がない場合は、ベビードレスや普段の産着でもお参りすることができます。

ただし、赤ちゃんは自分で体温調節がうまくできませんので季節・気温に応じて服装をお選びください。

ご両親・ご親族の服装

ご両親・ご親族の方は赤ちゃんに合わせた服装を選ばれてはいかがでしょうか?
例えば赤ちゃんが正式な祝い着を着られる場合には、ご両親・ご親族もそれに合わされるほうがよろしいでしょう。

男性 略礼服、羽織袴、ダークスーツ、ダークスーツなど
女性 略礼服、着物(付下げ、訪問着など)、スーツ、ワンピースなど

大人の方も季節や気温に応じて服装をお選びください。
特に産後のお母さんは体力を消耗していたり、授乳が必要な場合もありますので、動きやすい、疲れない服装を選ぶことも大切だと思います。

持ち物

ご祈祷料として大野湊神社では5,000円よりお志をお納めいただいております。
せっかくのお参りですので「熨斗袋」(のしぶくろ)をご用意されてはいかがでしょうか。
熨斗袋のご用意がない場合は、無地の封筒などにお入れいただいても差し支えありません。

またお神酒の奉納なども受け付けております。
ただし、お神酒はお気持ちで結構です。なくても構いません。

授与品(お下がり)

初宮詣(お宮参り)に限らず、各ご祈祷を受けられた方にはお守りや撤下品(おさがり)をお渡ししております。
例えば交通安全祈願であれば交通安全お守りなど。

初宮詣(お宮参り)でご祈祷を受けられた方には「若竹御守」と「寿箸」をお渡ししております。
若竹守・寿箸実はこの「若竹御守」と「寿箸」(男児は黒、女児は朱)は通常授与所で頒布しておらず、
初宮詣(お宮参り)のご祈祷を受けられた方のみにお渡ししております。

注意事項

初宮詣(お宮参り)に限らず、ご祈祷は予約制ではありません。
日程により混雑する時間帯もありますので、お時間には余裕を以てお越しください。
またせっかくお越しいただいても結婚式などご祈祷が出来ない日・時間もございます。
参拝の日取りが決まりましたら一度神社まで確認のお電話をお願い申し上げます。

  • 予約制ではありません。お時間に余裕を以てご参拝ください。
  • お参りを検討されている日をあらかじめ神社までご確認ください。

寄り添う手

初宮詣(お宮参り)は赤ちゃんにとっても、ご家族皆様にとっても大切な人生儀礼の一つです。

大切な日に、大切な時間に、我々職員一同立ち会えることに喜びを感じ、誠心誠意ご奉仕申し上げます。