平成29年5月15日(月)、16日(火)は大野湊神社例祭ならびに第408回大野湊神社神事能、第11回寺中の杜芸能祭が斎行されます。

祭事日程

日付 時刻 内容
5月15日(月) 10:00 例祭
11:30 神事能開始奉告祭
12:00 第408回大野湊神社神事能
18:30 第11回寺中の杜芸能祭
5月16日(火) 10:00 例祭二日祭
18:30 第11回寺中の杜芸能祭

例祭

大野湊神社における最も重要な祭典です。日本国の隆昌、皇室の弥栄、地域の発展、氏子崇敬者の安寧を祈る祭典です。
毎年5月15日に執り行われ、献幣使の参向を仰ぎ、神社本庁よりの幣帛が奉られます。

神事能

大野湊神社神事能(金沢市無形民俗文化財)に関する詳細は『神事能』をご覧ください。

第408回大野湊神社神事能番組表

日程 平成29年5月15日(月)正午より
場所 大野湊神社能舞台(金沢市寺中町ハ163番地)
料金 無料

素謡 熊坂(くまさか)
素謡 東北(とうぼく)
連吟 羅生門(らしょうもん)
半蔀(はじとみ)
仕舞 経政(つねまさ)
仕舞 経政(つねまさ)
狂言 長光(ながみつ)
来殿(らいでん)
附祝言

第408回大野湊神社神事能番組表(PDF) こちらかもダウンロードできます。

番組内容

※番組内容は神社で調べたものであり、当日の演目内容を保障するものではありません。

能 半蔀

北山の雲林院に住む僧が一夏の間、仏に供えた花々の供養をしていると、どこからともなく女が現れ、夕顔の花を供えます。名前を尋ねる僧に、女はただ「五条辺りの者」とだけ答えて、花の中に消えてしまいます。
光源氏と夕顔の君の恋物語を聞いた僧はその言葉をたよりに、五条辺りに赴きます。夕顔の花の絡む蔀戸を押し上げて現れたのは、在りし日の夕顔の君でした。夕顔の花を介して出会った光源氏との昔を懐かしく回想しつつ舞い、夜明けとともに半蔀の中に姿を消します。

能 来殿

延暦寺の座主(ざす)法性坊の僧正は、祈祷のために百座の護摩を修したが、ある夜、何者か門をたたく者がありました。物の隙からこれを覗いてみると、それは菅相丞(かんしょうじょう)、すなわち菅原道真の霊でありました。相丞は没後において座主からねんごろな弔いをうけたことを感謝し、座主もまた相丞よりうけた旧恩を返報しがたいことなど述べます。相丞は言葉を改めて、自分が無実の罪によって果てたことは、藤原時平が讒奏(ざんそ)したからであり、今も恨めしいといい、たちまち気色変り、本尊に手向けてあった石榴(ざくろ)をつかんで口に入れ、これを噛み砕いて妻戸に吐きかけると、柘榴は火焔となって扉は燃え上がる有様となりますが、僧正は少しも騒がず、酒水の印を結びます。すると炎と共に相丞の霊はそのままを消してしまいます。やがて辺りに音楽が鳴り、相丞の霊が天満天神として出現し、神と君との御恵みのありがたいことを祝い、幾千代までも国土の安全を寿いで曲を終えます。

第11回寺中の杜芸能祭

金石町に古くから残る伝統芸能や、新しい取り組みなどを一挙に披露いたします。
日程 平成29年5月15日(月)・16日(火)午後6時30分から午後9時まで
場所 大野湊神社境内・大野湊神社能舞台
料金 無料

出演団体

詩吟 稲翠流詩吟旭玲会
民舞 かないわ民舞、初老会有志
民謡 金石民謡保存会
太鼓 みやのこし太鼓 若翔
YOSAKOIソーラン 金石かもめ渚一世風美

詳しい出演者、内容はプログラムをご覧ください。
第11回寺中の杜芸能祭プログラム(PDF)