今朝は境内を掃除していると、ノートを持参される参拝者が多くいらっしゃいました。
お話を伺うと石川県銭屋五兵衛記念館で開催される第15回銭五俳句大会に参加されるようです。
良いお天気の中、素敵な俳句ができることをお祈りします。

さて、大野湊神社の境内にはいくつか句碑がありますので紹介します。

月明句碑

絵馬堂横にある句碑。
昭和44年建立され、俳人・医師・文学者であった月明氏(本名蔵尚太郎)の作品。
「梅が香や 神のこころの たゞ素直」

九璋句碑

能舞台右横にある句碑。
昭和42年建立され、俳人・画家であった清水九璋氏(本名圭太郎)の作品。
九璋氏が古希の時に建立されたと伝えられている。
「義経が 一夜とまりの 宮さくら」

宗祇句碑

能舞台右横にある句碑。参道の入り口にも同じものがある。
能舞台横のものは昭和45年、参道のものは昭和31年に建立され、室町時代の連歌師・天台僧であった飯尾宗祇の作品。
宗祇は、源義経主従が奥州へ下る途中、この大野湊神社(当時は佐那武社)に立ち寄ったと伝えられているところから詣でたと云われている。
「旅人の みやのこしけん 遅桜」

お天気がいい日はお参りついでに句碑を眺め、皆さんも心の俳句をよまれてはいかがでしょうか。