大野湊神社近辺の地域では年末頃より厄除祈願のご祈祷が増えてきます。
それは来年、厄年を迎える方々が厄除けをした心身ともに清浄な気持ちで新年を迎えたいという風習によるものです。
ただ、実際厄年と呼ばれる年齢が近づいてくると何歳が厄年か分からなくなる方も多いようです。
今回は「厄年」「厄除祈願」についてご案内します。
男女で違う 厄年
男女の厄年は地域によって相違がありますが、金沢市近辺の神社では以下の年齢を厄年と定めている神社が多くあります。
平成26年厄年一覧表
男性 | ||
前厄 | 本厄 | 後厄 |
24歳 平成3年生 |
25歳 平成2年生 |
26歳 昭和64年生 平成元年生 |
41歳 昭和49年生 |
42歳 昭和48年生 |
43歳 昭和47年生 |
61歳 昭和29年生 |
||
女性 | ||
前厄 | 本厄 | 後厄 |
18歳 平成9年生 |
19歳 平成7年生 |
20歳 平成6年生 |
32歳 昭和58年生 |
33歳 昭和57年生 |
34歳 昭和56年生 |
61歳 昭和29年生 |
この厄年は「数え年」で考えられています。
結局、厄年って何なのか?
厄年の年齢は、人生の中で、体力的・精神的に変調をきたし易い年齢。
または家庭・社会生活の中で転機を迎え災厄が起こりやすい時期として忌み慎むべき年齢とされています。
ですのでその厄年には大神様のご加護により、災厄から身を護っていただけるよう厄祓い、すなわち厄除祈願を行います。
悪いものとして考えられる厄年ですが、本来は晴れの年齢と考えられていました。
厄年を迎えるということは、その地域において一定の地位、立場になることであり、様々な役目が与えられることになります。
例えば大野湊神社の場合、男性42歳の厄年を迎える方々に夏祭りでお神輿を担いでいただくなど、
神様のため、地域のために力を尽くしていただいております。
このような大切な「役」が与えられた年には、心身の清浄を心がけ、言動を慎むなど、生活を改める必要があります。
現在では災難が訪れる面が強調されておりますが、上記のことも念頭において生活していただければと思います。
厄除祈願の申し込み
それでは具体的に大野湊神社における厄除祈願の祈祷申し込みについてご案内します。
用意するもの
服装 | スーツなど。あまりにもカジュアルな服装は避けられたほうがよいです。 |
祈祷料 | 5,000円よりお志。ただし、男性42歳の厄除では10,000円包まれる方が多くいらっしゃいます。 |
持ち物 | 特別必要なものはございません。 ご用意があれば、①紅白鏡餅 ②御神酒 をご奉納ください。 ご奉納いただきました鏡餅、御神酒は半分をお返ししております。 |
ご祈祷時間
ご祈祷は毎日午前9時から午後5時ごろまで行っております。
予約は必要ございませんのでお越しいただき受付をしていただきます。
ただし、祭典・行事の関係上祈祷が出来ない時間帯もございますので、神社にお越しいただく前に一度電話にてご確認くださいませ。
厄除祈願の期間
年間を通して厄除祈願は受け付けております。
ただ、多くの方が年末から翌年2月3日(節分)までにご祈祷を受けられます。
何となく不安に感じる厄年です。
どうぞ厄除祈願を受け、清々しい気持ちで毎日の生活を営まれますことを祈念しております。