平成26年度の夏季大祭が滞りなく終了いたしました。
本年は7月31日の神遷し神事、8月1日の渡御行列、8月2日の夏季例祭、海上安全祈願祭、8月3日の還御と、
例年通りではありますが、無事納めることができました。
この夏季大祭は、約700年前まで金石海岸に鎮座していた祭神・天照大御神と猿田彦大神(佐那武大神)の里帰りの祭りとして、
氏子金石町の皆様にご協力いただき、賑やかに行われます。
祭典中の写真などは残念ながら取れなかったのですが、神社側で取ったものをご紹介します。
7月31日の神遷し神事には、金石町より子供たちも参加していただいております。
神様がお神輿にお遷りになるその瞬間を立ち会います。
神遷し神事開始直前の様子です。
画像の向かって左側(神主に近いほう)の神輿には猿田彦大神(佐那武大神)、右側(神主に遠いほう)の神輿には天照大御神がお乗りになります。
実際に御本殿よりお遷りいただく際には浄闇(じょうあん)といい、暗闇のなかで行われます。
神遷し神事のあとは、今年の随神役(神様の警護役)の任命式です。
金石町小学校5年生4名にご奉仕していただきます。
仮殿にて行われる金石町米上げ保存会の祈祷です。
この祈祷前に玄米3俵を奉献していただきました。
米上げ保存会の祈祷と、ほぼ同時刻に花火があがります。
協賛花火ではないので、数は大変少ないのですが、綺麗に夜空を彩ってくれます。
画像下にあるものが仮殿、神様の仮のお社です。
このなかに神輿が安置され、様々な祭典が行われます。
仮殿からのぞむ朝焼けです。
神様もこのような景色がご覧になっているのでしょうか。
若干の曇り空ですが、3日正午に仮殿をお神輿が出発します。
黒と赤の装束に、刀や弓をもった子供が随神、中央の濃い紫の法被を着た方はこのお神輿の責任者、
薄い紫の法被を着た方は囃子方で神輿渡御に欠かせない木遣唄を唄います。
周囲にいる白い法被の方々は神輿担ぎの方です。
ピンボケが残念ですが、道中すべて無事に担ぎ終え、いよいよ大野湊神社拝殿に到着したお神輿です。
金石街道でのお練りや境内でのお練りを終え、最後の大仕事。
無事にお神輿を安置させる役目が残っています。
皆さん最後の力を振り絞って社殿へ神輿を進め、大きな掛け声を掛け合います。
そして無事安置を終えると、皆さん大役を終えた喜びと達成感で満ち溢れるようです。
なかには涙を流す方もいらっしゃいます。
特に初老会の方にお神輿を担いでいただきますが、
小学校の同級生で神輿を担ぐ。そしてそのために様々な準備や練習を行う。
初老、つまり男性の本厄における金石最大の「役」であります。
神輿が無事安置されたら、参道では悪魔払いの奉納があります。
悪魔払いは金石町壮年会・金石町青年団の皆さんが勢力を結集して行っています。
夏季大祭期間中、町内の様々な場所で奉納されますが、
この参道ではすべての演技者が集合し、最後の演技を行います。
彼等もまたこのお祭りに暑い情熱を注いでくれる皆さんです。
道中の様子や、獅子舞などの様々な神賑団体の写真も撮りたいのですが、
なかなか難しいのが現実です。
お祭りの楽しさなど伝わりにくいかもしれません。その点反省しております・・・
3日間の間、様々にご協力賜りました関係各位に感謝申し上げますとともに、
皆様の御健勝と御多幸を心よりご祈念申し上げます。
- 投稿タグ
- 夏季大祭