平成25年秋に伊勢神宮(正式名称は神宮)では第62回神宮式年遷宮が執り行われました。
この式年遷宮とは、20年に1度、御社殿をはじめ納められる神宝類を新しくし、大神様に新しい御殿へとお遷りいただく、日本国最大の祭典です。
平成25年10月に皇大神宮(内宮)、豊受大神宮(外宮)にてそれぞれ遷御が行われ、続いて別宮と呼ばれる14社も順次遷御が行われました。
伊勢神宮に関する詳細は伊勢神宮ウェブサイトをご覧ください。
※式年遷宮に関する情報は平成28年春公開のようです
式年遷宮では大神様が鎮まる神社そのものを建て替えますが、その社殿に飾る様々な御神宝類も新しく作られます。
式年遷宮で用意される神宝類は、当代きっての名工が作るとも言われており、大変貴重なものです。
では今までの社殿や神宝類はどうなるのでしょう?
社殿などの建築物は、鳥居などに再利用されたり、希望する全国の神社に木材として下賜されます。
神宝類は御敷地内にある西宝殿などに納められたり、神宮徴古館などに展示されます。
さて今回、伊勢神宮ではすべての別宮までの遷御完遂を受け、今回全国の神社にこの神宝類を撤下(お下がり)するのとご連絡をいただきました。
大野湊神社ではこれを受け、撤下の希望を申し出たところその希望が叶いました。
大野湊神社に撤下された神宝・装束は以下の通りです。
皇大神宮御神宝・革御靱(かわのおんうつぼ)
皇大神宮別宮荒祭宮御神宝・銅黒造御太刀(どうのくろづくりのおんたち)
皇大神宮別宮瀧原宮御神宝・御梓弓(おんあずさゆみ)
皇大神宮別宮伊雜宮御装束・御櫛笥(おんくしげ)
以上四点が撤下されました。
これを記念し、平成28年1月26日鎮火祭、平成28年2月11日紀元節祭の折に神社総代、講委員等にご披露させていただきました。
今後は当社の御神宝として末永く大切にしてまいります。
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