深緑の季節は大野湊神社の社叢が最も美しい季節です。
例祭日前日である5月14日午後2時より、水上家 加藤家 ご両家を結ぶ神前結婚式を執り行いました。
例祭前日ですので、1年のうち、わずか1週間程度しか開放されない能舞台で写真撮影を行いました。
当社能舞台は毎年5月15日正午からの神事能に使われる舞台です。
この神事能は400年以上の歴史があるもので、由緒のある能です。
そんな能舞台を使って写真撮影ができるのは5月15日前後のわずかな期間だけです。
新郎さまは紋付羽織袴、新婦さまは色艶やかな色内掛けでの撮影です。
新婦さまはお色直しをされ、白無垢綿帽子でもお写真を撮られました。
参列されるご親族にも能舞台での撮影は珍しく、皆様熱心に写真を撮っていらっしゃいました。
能舞台での撮影後、参道で撮影の続きです。
このポーズはカメラマンのリクエストによるものです。お二人とものりがいいです♪
手水です。
神社を参拝するときは、まず手水で心身を清めてからお参りします。
鳥居をくぐる直前で「お水合わせの儀」を行いました。
お水合わせとは、両家から家で使っている水を持ち寄り、かわらけに注ぎいれます。
かわらけのなかでは両家の水が混ざり合い、もう分離する(分ける)ことはできません。
このことから「花嫁が戻ること(離婚)ない」との願いと、「(花嫁が)嫁ぎ先の水(風習や考え)に馴染む」ことへの期待、そして合わさった水はもとの水とは異なりますので、「二人で新しい家庭を築く」ことへの決意を示す儀式です。
このたびの挙式は婿入りのため、花婿が合わせ水を口にしました。
そして使用されたかわらけは、もう戻ることがないよう、叩き割って終了となります。
挙式にはご親族をはじめ、ご友人方にもご参列をいただきました。
また雅楽生演奏、巫女舞も奉奏された豪華な挙式となりました。
挙式後、拝殿前にて集合写真をお撮りになられました。
新婦さまのおじい様も車椅子ではありますが、ご参列をいただきました。
今度は向きを変え、ご友人方も集合しての撮影です。
お二人の素敵な笑顔を見ていますと、これからの幸せなお暮らしが確信できます。
大野湊神社の大神様のお恵みお導き、ご家族ご親族そしてご友人方の応援をいただかれ、
末永いお幸せを心より祈念申し上げます。
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