金沢市無量寺の氏神として鎮座する白鳩神社は、その由緒は不詳ではありますが、創祀は天平とも貞観ともいわれており、1000年以上の歴史を有する神社です。
このたび、大神様の鎮まるご本殿ならびに参拝者が拝礼する拝殿が無事改築工事が終了し、本殿遷座祭ならびに竣工祭を執り行いました。
御神体を御遷しする本殿遷座祭
大神様のお住まいであるご本殿の改築工事にあたり、仮のご本殿へお遷りをいただく「仮殿遷座祭」を平成27年3月18日夜に行いました。
神様の御移動は浄闇、つまり清浄なる暗闇のなかで行われることが本義です。
そして約1年後の平成28年3月19日、本殿の竣工を受け元の場所へとお戻りいただく「本殿遷座祭」を執り行いました。
お祝いの竣工祭
明けた3月20日は白鳩神社の例祭ならびに竣工祭をご奉仕させていただきました。
本殿・拝殿の改築工事という大事業にあたり氏子崇敬者の皆様からは多大なるご浄財を賜りました。
おかげをもちまして素晴らしいお社に生まれ変わりました。
当日は建設委員長をはじめ、町会長、各ご来賓、総代、そしておおくの氏子町民の皆様にご参列をいただきました。
竣工祭では宮司祝詞奏上につづき、
大野湊神社巫女による「豊栄舞」
参列者による玉串拝礼と滞りなく進めました。
その後の記念落成式では建設委員長、町会長よりそれぞれ挨拶ののち、本改築工事に従事された棟梁に感謝状を贈呈いたしました。
西村義則建設委員長
松林義和町会長
寺田博建設棟梁
また奉祝行事として記念植樹とともに、
地元に伝わる伝統芸能が披露されました。
「悪魔払い」
「加賀白山太鼓」の奉納ののち
「白鳩の放鳥」を行いました。
社名にも伝わる「白鳩」ですが、当神社の御祭神 応神天皇 は、一般的に「八幡神」として親しまれています。そして八幡神の神使が「鳩」であります。
鳩の放鳥には様々な意味があるようですが、大空をはばたく白鳩のように、白鳩神社の隆昌、そして氏子崇敬者の幸せがどんどん広がっていくことを祈念しております。
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