ゴールデンウィークですね。
ただ金沢では昨日から雨は降る、あられは降るで変りやすい天候です。
今日は神社にある狛犬たちを紹介します。
狛犬とは・・・
神社に奉納・設置された守護獣。本来は「獅子」と「狛犬」に区別されるが、一般的には「狛犬」と呼ばれる。
口をあけた狛犬を「阿像」、口を閉じた狛犬を「吽像」と呼ぶ。
架空の獣であり、神や天皇を守る守護獣として平安時代より設置されていると伝えられている。
境内入り口で見守る神社のアイドル
まずは神門から入るとすぐ目の前にいる狛犬。
大野湊神社のアイドルです。
よく見ると可愛い顔立ちをしています。
顔がないのが特徴 マスコット的狛犬
次はお参り前、拝殿前にいる狛犬。
この狛犬はよく注目される、大野湊神社のマスコット的存在です。
長い年月の結果か、体中がコケ生しています。
そして一番の特徴が顔がなくなってしまっていること・・・でもこれが味があると評価される方も少なくありません。
都合により相方はご紹介できません
末社にも狛犬はいます。
白山社の前にいる狛犬です。
相方は無残な姿になっているのでここではご案内できません。
この狛犬を修復することが喫緊の課題だといえます。
おかっぱ頭が特徴 スフィンクス狛犬
白山社の狛犬です。
でた!スフィンクス型の狛犬です。
エジプトのスフィンクスを思い出させる髪形の狛犬です。
「加賀白山型」と紹介されている方のブログを以前拝見しましたが、それが正式名称かわかりません。
怖い顔も必要
次は西宮社前の狛犬です。
この二つの狛犬は大野湊神社で一番怖い顔をした狛犬です。
この狛犬に比べるとほかの狛犬は可愛い顔をしていることがよくわかります。
まるで人面狛犬?!
西宮社にいる狛犬です。
こちらもスフィンクス型の狛犬です。
・・・というか人間のような表情をした狛犬です。
ある意味、一番怖い狛犬かもしれません・・・
ちなみに境内社春日社にも同タイプの狛犬がおかれています。
天を仰ぐ孤高の狛犬
極めつけは本殿前に設置されている狛犬です。
この狛犬、普段は皆さんからは見られない場所、まさに神様を守るためだけにおかれた狛犬です。
・・・果たしてこれを狛犬と呼んでいいのか。
最大の特徴は顔がない、というか上を向いているように見えることでしょう。
写真では分かり辛いかもしれませんが、頭部にくぼみがあり、どうやら目や口を表現しているようです。
地元の歴史に詳しい方が仰るには、
「天孫降臨の際お出迎えした神様(猿田彦大神)を祀っているのだから、狛犬も高天原(天上の神様の世界)を向いてお待ちしているのではないか」とのことです。
このタイプの狛犬は他の神社では見かけたことがありません。
珍しい狛犬だと思います。
狛犬だって文化財
最後は旧拝殿におかれ、金沢市文化財に指定されている狛犬です。
この二対の狛犬は寛永21年(1644)に作られた木製の狛犬です。
現在大野湊神社におかれているどの狛犬とも表情、体型が異なっています。
狛犬は作られた時代によってデザインが違いますので同じ神社のなかでも違う種類がたくさん見ることができます。
皆さんも神社参拝のおり、狛犬見学なんていかがでしょうか。