春の麗らかな陽気の中、一組の夫婦が誕生しました。
4月10日午後1時30分より 畑家 米平家 ご両家を結ぶ神前結婚式が挙行されました。
新郎さまは紋付羽織袴、新婦さまは白無垢洋髪のお姿で到着です。
赤い番傘をさしながら厳かに参道を進みます。
春の陽気に負けず劣らずに明るいお二人は動画撮影でも満面の笑みです。
楽しくピースサインもしちゃいます。
本当に明るく楽しいお二人ですので、写真撮影も終止楽しく行われました。
そのせいか、もとからの性格か、カメラマンもノリノリで冗談を言いつつ、リラックスしながらの撮影です。
「跳んじゃいましょう!」
ちなみに跳ぶときは着付けの方は若干ハラハラした表情でした。
挙式前に着崩れしてしまうと大変です。
いったん控室へ向われ、新婦さまは綿帽子をお召しになりました。
新婦さまの表情が一転し、落ち着いた穏やかな雰囲気に。
新郎さまも凛々しい表情を浮かべていらっしゃいます。
本日の結婚式では、畑家のお母様からの要望で社務所に花嫁のれんを掲げさせていただきました。
花嫁のれんとは加賀で行われる風習です。
嫁入り道具の一つとされ、実家の家紋が染め抜かれます。
花嫁が嫁入りの際、こののれんを持参し花婿の家の仏間入り口に掛けられます。この花嫁のれんをくぐり、花婿のご先祖様に手を合わせその家の人間になるということを報告します。
花嫁のれんは結界の役割を果たすといわれています。
花嫁のれんをくぐった先は嫁ぎ先、花嫁によって新しい人生の始まりを象徴します。「もう後戻りはしない」という強い決意を表すものでもあります。
ここ最近では必ずしも使用されるということもなくなりましたが、鮮やかな祝い柄の施されたのれんは金沢の良き風習ともいえます。
愛情あふれるご家族・ご親族の参列と、大勢のご友人が見守るなか結婚式は厳粛、かつ和やかな雰囲気のもと無事納まりました。
挙式後はご親族の皆様と集合写真をお撮りになられました。
皆さん楽しそう、嬉しそうな表情を浮かべていらっしゃいますが、やはり新郎新婦の笑顔が一番ですね。
そして本日の挙式には本当に大勢のご友人がお祝いにいらっしゃっています。
境内を埋め尽くすのではないかと思うほどの人数です。
時間の許す限りご友人とも写真を撮ったり、お話をしたりと楽しい時間をすごされたように思います。
人が集まる、人が笑顔になる、これもお二人の人柄の為すものだと思います。
大野湊神社の大神様のご加護お導きをいただき、ご家族・ご親族のご支援と、ご友人の応援をいただかれ、末永く幸せな家庭を築かれますことを心よりお祈り申し上げます。
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